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保育士と子供

大卒の保育士は有利?不利?

大卒で保育士を目指してもいい?

結論を言えば、大学を卒業して保育士なる人は、あまり多くありません。

実際、大学に行ってまで保育士なることに対して、両親に反対されることもしばしばです。それなりの学力があるのだから、もっといい仕事に就けるだろうと言われ、保育士を目指すことを止める人も居ます。

大卒で保育士を目指すメリット

ですが、大卒で保育士になることで得られるメリットはたくさんあります。

主なメリットとして挙げられるのは、公務員として採用される可能性が高まるという点でしょう。公立の保育園は私立と比べると休日も多く、なにより給与がちゃんと支給されるため、安定した働き方を実現することが可能です。初任給も、大卒だと専門学校や短大と違い、1万円程度多く支給されます。

また、公務員枠で保育士として就職すると、年2回必ずボーナスが支給されます。地方によって支給額の計算方法は違いますが、おおむね給与の2.5ヶ月分と考えてください。私立だと月給も低く、ボーナスがでても思っていたよりも支給額が少ない保育園も少なくありません。公務員になれば安定した給与と待遇が待っているのが何よりものメリットと言えるでしょう。

子育てに関わる仕事という意味では、大学を出て幼稚園や小学校の先生となる人が少なくありません。慶應大や早稲田大のように著名な難関大学においても、教育学部を備える学校は多く、大学で学びながら資格取得を目指すことも可能です。ちなみにこれらの大学においては、キャンパス近辺に学寮やマンションを備えているケースがほとんどです。地方から上京して大学に通い、幼稚園や小学校の教員免許を目指す学生も大勢います。

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さらに、現場で様々な子供と接するうちに今まで大学で培ってきた豊富な知識が役立つほか、会議やパソコンでの資料作りも大学生の方が得意な場合が少なくありません。現場に慣れないうちは自分が得意な分野で先輩をサポートするといいでしょう。

ただし、知識では充実している大卒の保育士は座学が講義のほとんどを占めます。そのため、いざ保育現場にでると、専門学校や短大を卒業した年下の人が先輩になることもしばしばです。その点を留意したうえで、保育の現場でのベテランとして勉強を教えてもらうとよいでしょう。

大卒の保育士を目指す方法って?

大卒で保育士を目指す方法として、保育資格が取得できる大学に通うという方法があります。

専門学校や単打に比べると数が少ないのですが、専門学校や短大に比べると就職後の給与や待遇に差がでます。保育資格取得を専門とする大学にかよっていても、卒業後保育資格試験を受験可能です。(インターネットを通して学習する通信制の大学もあります。)

また、専門学校や短大、通信制大学でも保育資格が可能です。短大や専門学校の場合、実習を占める割合が授業に対して多いため、就職した直後戸惑わないのが特徴です。現場にすぐになれるという点では、大学よりも専門学校や短大が有利になることが少なくないようです。

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