中卒で保育になるための方法とは
中卒で保育士になりたいと思う方も多く、たとえば親の経済的な状態が悪く、上の学校に進むことができなかった、また病気などをして中卒となったという方もいます。
一度別の職についても、保育士への夢を捨てられず、中卒で保育士になるために努力している方も多いのです。
中卒で保育士になるためには、いくつかの方法があります。
一つは高校卒業認定の資格を取得し進学するということ、つまり保育士の養成教育を受けることのできる大学、短大、専門学校等に進学する方法です。
仮に保育と関係の長い学科でも、こうした大学、短大、専門学校を卒業することで、保育士国家試験を受けることできるので道が開けます。
高校卒業認定を取って、児童福祉施設で働きその経験によって保育士国家試験を受ける事もできるのです。
高校卒業認定を受け合格した場合、正社員として2年、1日6時間、月に20日以上の経験を得ることで保育士の受験資格を満たすことができます。
中卒の学歴のままで保育士になる道を目指す場合には、5年間、児童保育施設で経験を積むことが必要です。
7200時間以上で正社員としての実務経験が必要となります。
最終学歴で待遇が変わることもある
出来れば、高卒認定を取ってその後学校に行き、保育士資格を取得するほうがいいと思います。
若干ですがお給料、待遇、採用について差が出てくることもあるのです。
ただ極端な待遇の差、お給料の差はなく、学歴を気にすることもなく、業務は同じように行っていくことができます。
幼稚園教諭の場合、園長先生になるためには一種免許状が必要とされていますが、保育士の場合にはこうした免許の違いなどがないので、園長先生等キャリアアップを考える事もできるのです。
学歴で待遇が変わることはありませんが、保育園によって大卒と中卒の初任給に違いが出ることはあります。
一般企業でも公務員でも、高卒と大卒では初任給が違い、スタートが違うので年功序列で昇給していく場合、その後差が埋まることがないということも事実です。
ただ保育園によるものなので、これはさほど気にしなくてもいいと思います。