0歳児の保育、まずは狙いを把握する
それぞれの年齢に応じて保育に関する狙いがあります。
0歳児の担当になったということなら、保育所保育指針にある6か月未満児の保育内容、6か月から1歳3か月未満児の保育内容が基本です。
つまり、保健的で安全な環境づくり、体の状態をいつも細かく観察、疾病、異常はいち早く見つける、その中で快適な生活ができるようにと書かれています。
0歳児は言葉でうまく体調を伝えたり、悲しい、つらい等を伝えることができないので、保育する一人一人のお子さんの特徴などを理解しておくことも必要です。
こうした狙いを頭に入れて、0歳児の遊びについて考えていくと、いろいろな遊びを考えることができます。
0歳児のいろいろな要素のある室内遊び
折り紙、粘土などがまだできない年齢なので、室内遊びは特に工夫が必要です。
例えば危険がないようにマットなどを大きく部屋中に広げ、マット遊びをしてもいいと思います。
3歳児くらいになるとでんぐり返しなどができる子もいますが、0歳児の場合はマット運動もゴロゴロ転がって遊ぶ等単純な遊びです。
マットを丸めて高低差を作り、ハイハイで上がって登ったり、よちよち歩きを保育士が支えて足の筋力をつける遊びなどいろいろできます。
大きな段ボールならそのままトンネルにしたり、段ボールに園児それぞれの手形をべたっとつけて0歳児用のハウスを作ったり、いろいろ活用でき便利です。
段ボールの中にボールを転がして、あっちとこっちで転がして、キャッチしてという遊びも、0歳児にとって楽しいと思います。
手遊びをして0歳児の興味をぐっとこっちに持ってくる
0歳児はまだ小さいので集中している時間も短く、単純に遊べる要素も必要です。
こっちを向いて?と思う時に、手遊びで興味をこちらに向けてもらうことも、楽しい遊びになります。
0歳児でも覚えやすく単純な「開いて結んで」や「お弁当箱の歌」などもお勧めです。
手遊びに関しては、いろいろな手遊びを年齢別に紹介している本がありますので、参考にされるといいと思います。
手遊びをしながらたまにおなかに触れたり、コチョコチョくすぐるなど刺激を与えると集中でき喜びも強くなりますし、楽しい時間になるはずです。